No.678 海上自衛隊の救難飛行艇「US-2」、令和7年度予算で1機218億円(防衛省・令和7年度予算の概要)
海上自衛隊の水陸両用の救難飛行艇US-2は、令和7年度予算で1機218億円を計上。洋上の遠くでの救難態勢を保つための取得で、令和8年度予算の概要には載っていない。
価格と出典
【価格】
・救難飛行艇(US-2)の取得:1機 218億円(防衛省「令和7年度予算の概要」・2025年4月)
【内訳・条件】
・目的は「洋上遠距離における迅速な救難態勢を維持するため」(防衛省)
・同じページには、能力向上型の固定翼哨戒機P-1が2機848億円、回転翼哨戒機SH-60Lが2機293億円と並ぶ(防衛省)
・US-2は新明和工業がつくる水陸両用の救難飛行艇で、海上自衛隊が海難の救助や離島の支援に使う。波高3mの荒れた海に着水できる(新明和工業)
・当初は2024年度と2025年度に1機ずつ調達する計画だったが、一度見直されて生産打ち切りとみられた。令和7年度の概算要求に建造費が入り、生産を続ける見通しになった(乗りものニュース・2024年8月30日)
【注意】
・額は予算に計上した取得費で、契約額ではない
・防衛省「令和8年度予算の概要」にはUS-2の取得の記載が見当たらなかった(このサイトで本文を検索)
【なぜこの価格なのか(考察)】
出典の事実:US-2は荒れた海への着水や、短い距離での離着水ができる(新明和工業)。建造費が高く海外への売り込みが苦戦していたこと、円安と部材の値上がりが影響したことが報じられている(乗りものニュース)。
推測:数年に1機ほどしか作らない特殊な機体で、量産で値を下げにくいことが、1機200億円を超える額になっている理由と考えられる。
【どんな人が利用しているか(考察)】
出典の事実:運用するのは海上自衛隊。前身のUS-1を含め1000回を超える出動の実績がある(新明和工業)。推測:遠くの海で遭難した人や、離島の急病人を運ぶのに使われていると考えられる。
【提供元】
・新明和工業株式会社 — 救難飛行艇US-2をつくる会社(兵庫県宝塚市) — https://www.shinmaywa.co.jp/
【出典】
・防衛力抜本的強化の進捗と予算 令和7年度予算の概要(防衛省・2025年4月)https://www.mod.go.jp/j/budget/yosan_gaiyo/fy2025/yosan_20250402.pdf
・防衛力抜本的強化の進捗と予算 令和8年度予算の概要(防衛省・2026年4月)https://www.mod.go.jp/j/budget/yosan_gaiyo/fy2026/yosan_20260408.pdf
・海・空・陸をつなぐUS-2(新明和工業・日付の記載なし)https://www.shinmaywa.co.jp/products/aircraft/amphibian/us2/
・「US-2の製造やめません!」生産停止の危機に瀕した自衛隊の高性能飛行艇 一転して継続調達の方針へ(乗りものニュース・2024年8月30日)https://trafficnews.jp/post/134486
【動画】
・荒波に着水!空飛ぶ救難船、US2の救難訓練に同行(日テレNEWS)https://www.youtube.com/watch?v=FPB2OEx-bDM
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