No.713新着 気象庁のスーパーコンピュータシステム(2024年3月運用開始)の借用・購入・保守・クラウド提供の契約価格、76億9,747万9,177円(2022年10月31日落札・総合評価落札方式)
気象庁のスーパーコンピュータシステム(借用・購入・取付調整・保守・クラウド提供)は、2022年10月31日の落札決定で契約価格が7,697,479,177円。落札者は富士通株式会社で、運用開始は2024年3月5日。
価格と出典
【価格】
・落札価格(契約価格)は7,697,479,177円。2022年10月31日に落札が決まり、気象庁が令和4年(2022年)12月1日に公示した(落札者等の公示)
・調達の件名は「スーパーコンピュータシステム借用(レンタル)・購入・取付調整及び保守並びにクラウドサービスの提供(再度広告)」で、数量は1式。入札公告日は2022年8月10日、落札方式は総合評価
・落札者は富士通株式会社(東京都港区東新橋1-5-2)。予定価格は公示に書かれておらず確かめられなかった
【内訳・条件】
・履行内容は、借用(レンタル)と購入、取付調整、保守、クラウドサービスの提供。納入場所は気象庁本庁(虎ノ門)、清瀬庁舎、大阪管区気象台がある大阪合同庁舎第4号館など(契約の概要調書)
・購入部の納入期限は2024年3月4日、借用部の借用期間は2024年3月5日から2027年3月31日まで。計算処理部のクラウドサービスの提供期間も同じ期間(同)
・概要調書には、上記の期間は国庫債務負担行為の最終までで、実際の期間は2029年3月5日までを予定していると書かれている(同)
・同じ公示には、別件として「スーパーコンピュータシステム長期保存ストレージの購入及び取付調整並びに保守」の落札価格730,675,462円も載っている(この記事の金額には含めない)
【注意】
・7,697,479,177円は公示に書かれた落札価格で、借用・購入・保守・クラウドの合計かどうか、何年分かは、公示と概要調書だけでは確かめられなかった
・気象庁の報道発表(2024年2月21日)には金額の記載がなかった。この記事の金額は調達の公示によるもの
・気象庁は2023年に別の「線状降水帯予測スーパーコンピュータ」も稼動させており、この記事の金額にはそれは含まれない(報道発表の記載による区別。別件の金額は確かめていない)
【なぜこの価格なのか(考察)】
出典の事実:概要調書は、数値予報処理と気象衛星データ処理の高度化、防災気象情報の改善を目的に挙げ、システムにはハードの設置、ソフトの導入、24時間の障害対応、クラウドの提供まで含まれると書いている。報道発表は、新システムの計算能力が更新前の約2倍と説明している。
推測:計算機本体だけでなく、数年分の保守・運用支援とクラウドまでを1件にまとめた契約なので、金額が大きくなったと考えられる。国の防災情報の土台になるもので、止まらない運用が求められることも金額に関わる可能性があるが、資料には内訳の金額は書かれていない。
【どんな人が利用しているか(考察)】
出典の事実:概要調書は、防災気象情報を防災機関や国民などに提供することを目的とし、クラウドで庁外への大容量データ提供を広げ、産学官の連携を進めると書いている。
推測:直接の使い手は気象庁の予報作業や研究開発で、結果は台風や大雨の予報、航空機の運航の安全確保などを通じて広く使われると考えられる。
【提供元】
・富士通株式会社 — この調達の落札者(東京都港区)。公式サイトは今回開いていないためURLは書かない
【出典】
・落札者等の公示(気象庁総務部・令和4年12月1日)https://www.data.jma.go.jp/choutatsu/data/R04/04%20seifuchoutatsu/04%20rakusatu/2022120101.pdf
・契約の概要調書 スーパーコンピュータシステム借用(レンタル)・購入・取付調整及び保守並びにクラウドサービスの提供(気象庁・令和4年の調達資料)https://www.data.jma.go.jp/choutatsu/data/R04/04%20seifuchoutatsu/04%20seif/1-2022081001.pdf
・新しいスーパーコンピュータシステムを運用開始します(気象庁 報道発表・令和6年2月21日)https://www.jma.go.jp/jma/press/2402/21a/press_20240221.html
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