No.665 雅楽の笙(しょう)、煤竹乱節・本管・総銀金具の1管が和楽器モールONIKKOの通販で220万円(税の表記なし・調べた範囲で最も高い笙)
雅楽で吹く笙のうち、煤竹乱節・本管・総銀金具の品は、和楽器モールONIKKOの通販で220万円。京丹後市の雅山の一覧では、価格が出ている笙は35万円から140万円(税込)で、本煤竹の笙は問い合わせ。
価格と出典
【価格】
・笙 煤竹乱節(本管・総銀金具):220万円(和楽器モールONIKKOの商品ページ。税込か税別かの表記なし)
・同じ店の笙のほかの品:白竹本節(本管・総銀金具)66万円、白竹乱節(本管・総銀金具)49万5,000円、白竹三つ節(頭木製・根継竹製・特級本簧)36万3,000円、白竹乱節(頭木製・根継樹脂・特級本簧)19万8,000円、白竹乱節(頭樹脂・根継樹脂・一級本簧)14万8,500円(同店の笙の一覧)
・比べると、京丹後市の雅楽器の工房・雅山の一覧(税込):白竹乱節35万円、白竹本節50万円、白竹「真竹」本節70万円、本煤 女竹100万円、人工煤竹140万円。本煤竹の笙は「お問い合わせ」で価格は出ていない
【内訳・条件】
・220万円の品は別名「鳳笙」。本管・総銀金具製で、蒔絵の装飾があると商品ページにある。竹の種類のほかの説明・簧(リード)・付属品・作り手は書かれていない
・演奏の前に笙専用のコンロで温めるよう案内されている(同ページ)
・雅山の一覧では、笙はどれも17本の管が竹製、頭(かしら)は木製・本漆塗り、金具は銀製、簧は響銅(さはり)製。竹の種類や質、節のそろえ方(「本節」「乱節」など)で価格を決めていると書かれている。手作りで管はすべて一点もの
【注意】
・「最も高い」は、今回開いた2つの店・工房の掲載価格の中でのこと。雅山の「本煤竹」のように価格を出していない品があり、笙全体の最高額とは言えない
・ONIKKOの商品ページには日付と税込・税別の表記が無い。在庫や納期も書かれていない
・雅山の一覧にも日付は無い(フッターの著作権表示は2019年)
【なぜこの価格なのか(考察)】
出典の事実:雅山は、竹の種類や質と節のそろえ方で笙の価格を決めていると書いている。同じ店でも、白竹で樹脂の部品を使う品は14万8,500円、本管・総銀金具の白竹本節は66万円、煤竹乱節は220万円と、竹と部品の材料で値段が大きく変わる。雅山でも本煤 女竹(100万円)は白竹(35万〜70万円)より高い。
推測:17本の竹管をそろえる笙は、長い年月いぶされた煤竹のように手に入りにくい竹を使うほど材料が限られ、銀の金具や蒔絵も加わるため、ふつうの楽器の何倍もの値段になると考えられる。
【どんな人が利用しているか(考察)】
出典の事実:どちらの店も、雅楽の笙・篳篥・龍笛などを専門に扱っている。推測:神社や寺の楽人、雅楽の奏者や長く稽古を続けている人が、一生使う楽器として選ぶと考えられる。
【提供元】
・和楽器モールONIKKO(株式会社太鼓センター) — この笙を通販で売る和楽器の店(京都府京都市下京区) — https://www.onikko-shop.com/
・雅山 — 雅楽の楽器を作って売る工房(京都府京丹後市) — https://gazan.info/
【出典】
・笙 煤竹乱節 (本管・総銀金具)商品ページ(和楽器モールONIKKO・日付の記載なし)https://www.onikko-shop.com/view/item/000000004065
・笙 商品一覧(和楽器モールONIKKO・日付の記載なし)https://www.onikko-shop.com/view/category/ct70
・特定商取引法に基づく表記(和楽器モールONIKKO・日付の記載なし)https://www.onikko-shop.com/view/contract
・雅楽楽器一覧(雅山・日付の記載なし)https://gazan.info/product/
【動画】
・第65回CBCクラブ文化賞(くちなし章)受賞 鳳笙楽器師・柴垣建男氏(CBC公式チャンネル)https://www.youtube.com/watch?v=YgD_V3uX-PU
関連動画
情報・意見(0件)
情報や意見を書くにはログインが要ります(読むだけならログインは要りません)。