No.9 国立競技場の建設費
2019年11月に完成した国立競技場の整備費は約1,569億円。政府が2015年に決めた上限1,590億円より21億円少なく収まりました。
価格と出典
【価格】
約1,569億円。国立競技場(新宿区霞ヶ丘町)の整備費で、設計・監理と工事をあわせた額です。日本スポーツ振興センター(JSC)の資料では「億円程度」と書かれています。
【内訳・条件】
・設計・監理等:40億円
・工事費(スタジアム本体と周辺整備):1,529億円。うち本体工事等が1,507億円、先に進めた関連工事が22億円
・上限は1,590億円(2015年の整備計画)
・工期は2016年12月1日から2019年11月30日までの36か月
・費用は国が半分、東京都とスポーツくじ(toto)の収入がそれぞれ4分の1(日経クロステックの記事による)
【注意】
・1,569億円は2019年11月の関係閣僚会議の時点の額で、大会後に整備する公園の見込み額も含みます
・旧競技場の解体工事費は資料の表では別枠で、1,569億円には入っていません
・2015年に白紙撤回された旧デザイン案は2,520億円まで膨らんでいました(日経クロステックの記事による)
【なぜこの価格なのか(考察)】
出典の事実:延べ面積は約19万2000㎡で、屋根や軒庇などに約2000m³の木材を使い、客席の上には約60m張り出す大屋根があります(日経クロステック)。2015年の再公募では、工費の上限と工期の短さが重視されました(東洋経済オンライン)
推測:大屋根を持つ巨大な建物を、五輪の期限に間に合う短い工期で造る必要があったことが、額を大きくした理由と考えられます
【どんな人が利用しているか(考察)】
・買い手は個人ではなく国の機関(日本スポーツ振興センター)です。お金は国・東京都・totoの収入から出ています
・目的は東京2020大会のメイン会場づくりで、完成後はサッカーや陸上の大会、コンサートなどに使われていると考えられます
【提供元】
・独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC) — 発注者で、国立競技場の持ち主・運営者 — https://www.jpnsport.go.jp/
・大成建設株式会社 — 大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所の共同企業体として設計と施工を担当 — https://www.taisei.co.jp/
【出典】
・新しい国立競技場の竣工について(日本スポーツ振興センター ニュースリリース・2019年11月29日。参考2は関係閣僚会議第11回の配布資料・2019年11月19日)https://www.jpnsport.go.jp/corp/Portals/0/News-Release/H31/191129.pdf
・新たな国立競技場が1569億円で完成、民営化計画の作成は五輪後に先送り(日経クロステック・2019年)https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00154/00740/
・新国立、僅差で大成建設のA案に決まった理由(東洋経済オンライン・2015年12月25日)https://toyokeizai.net/articles/-/98032
【動画】
・国立競技場建設記録 前編(日本スポーツ振興センター)https://www.youtube.com/watch?v=EI5F9yTU1bs
日本語の要約:日本スポーツ振興センターが公開した、国立競技場の建設工事を記録した映像の前編(題名から)。
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日本スポーツ振興センターが公開した、国立競技場の建設工事を記録した映像の前編(題名から)。
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