No.640 ウナギの稚魚「シラスウナギ」の取引価格、2026年漁期は1キロ66万円(2003年漁期以降で最も高かった2018年漁期は299万円・水産庁の資料)
水産庁の資料によると、養殖の池に入れるウナギの稚魚の取引価格は2026年漁期で1キロ66万円。2003年漁期以降では2018年漁期の1キロ299万円が最も高い。
価格と出典
【価格】
・2026年漁期(2025年11月〜2026年5月):1キロ66万円(水産庁「ウナギをめぐる状況と対策について」令和8年7月)
・2003年漁期以降で最も高かったのは2018年漁期の1キロ299万円。2024年漁期250万円→2025年漁期130万円→2026年漁期66万円と、2漁期続けて下がった(同じ資料のグラフ)
・1尾にすると180〜600円(2012〜2023年漁期の天然のシラスウナギ・同じ資料)
【内訳・条件】
・取引価格は業界調べで、国産と輸入の稚魚の平均(同じ資料の注)
・2026年漁期に池に入れた量は16.6トンで、平年並み。値下がりは、前の漁期に池に入れて育ったウナギの在庫が多く、稚魚を買う需要が弱かったためと水産庁は推測している
・ウナギの養殖は農林水産大臣の許可が要り、2026年漁期の池入れの上限はニホンウナギで21.7トン。許可を受けた養殖場は507件(2025年11月1日現在)
【注意】
・年ごとの額は資料のグラフに記された数字
・「最も高い」はグラフに載っている2003年漁期以降の中での話
・卵から育てる人工のシラスウナギは1尾約1,800円(2023年度)かかり、天然の値が高い年の約3倍になると資料は書いている
【なぜこの価格なのか(考察)】
出典の事実:稚魚の採れる量は昭和30年代から大きく減り、昭和50年代後半からはおおむね5〜30トンの間で上下している。国内で足りない年は輸入で補う。養殖業者は、採れぐあい・値段・手元の在庫を見て池に入れる量を決める。人工の稚魚はまだ大量に作れず、天然より高い。
推測:ウナギは卵からの養殖がまだ商売にならず、天然の稚魚を買うしかないため、採れる量の少ない年に買い手が集まり、1キロ数百万円まで上がると考えられる。
【どんな人が利用しているか(考察)】
出典の事実:買うのは大臣の許可を受けた全国の養鰻業者で、池入れの割り当ては鹿児島県・愛知県・宮崎県・静岡県などが多い。推測:かば焼きにする成鰻を育てる養殖場が、その年の需要を見込んで仕入れると考えられる。
【提供元】
・水産庁 — シラスウナギの池入れ量と取引価格をまとめて公表している国の役所(東京都千代田区) — https://www.jfa.maff.go.jp/
【出典】
・ウナギをめぐる状況と対策について(水産庁・令和8年7月)https://www.jfa.maff.go.jp/j/saibai/attach/pdf/unagi-279.pdf
【動画】
・稚魚のシラスウナギを守れ 16桁の番号で管理 輸入のシラスウナギの管理をどうするのかが課題 (2025年12月4日)(愛知のニュース【テレビ愛知 ニュース・スポーツ公式チャンネル】)https://www.youtube.com/watch?v=SwkT71o3dcU
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