No.546 NASAの月へ向かうロケット「SLS」と宇宙船「オリオン」、打ち上げ1回41億ドル(約6,467億円)と米監察総監が試算(2021年)
NASAの監察総監室は2021年11月の報告で、月を目指すアルテミス計画のロケット「SLS」と宇宙船「オリオン」の製造と運用の費用を、アルテミス1〜4号で打ち上げ1回あたり41億ドル(約6,467億円)と試算した。
価格と出典
【価格】
・打ち上げ1回あたり 41億ドル(約6,467億円)(アルテミス1〜4号・年1回程度の打ち上げとして)
【内訳・条件】
・使い捨てのSLSロケットの製造に22億ドル(約3,470億円)(2段のロケット、固体ロケットブースター2本、RS-25エンジン4基など)
・オリオン宇宙船の製造と打ち上げに約10億ドル(約1,577億円)。ほかに欧州宇宙機関(ESA)が出すサービスモジュールが3億ドル(約473億円)
・ケネディ宇宙センターの地上設備(組立棟、発射台など)の維持に年5億6,800万ドル(約896億円)
・開発にかかった費用は含まない
・アルテミス計画全体では、2025会計年度までに930億ドル(約14兆6,688億円)を使う見込みとした
【注意】
・2021年11月の報告書の試算。NASAは費用を下げる取り組みを進めているとしている
・2024年1月の議会証言では、監察総監代理が少なくとも42億ドル(約6,625億円)(開発費420億ドル(約6兆6,246億円)は含まない)と見積もり直している(https://oig.nasa.gov/wp-content/uploads/2024/02/ct-24-001.pdf)
・円に直した額はこのサイトでは計算していない
【なぜこの価格なのか(考察)】
出典の事実:オリオンなど一部を除き、ほとんどの部品が使い捨て。特定の会社と結ぶ、費用に利益を上乗せする形の契約が多いことも、費用が高い理由に挙げている。
推測:人を月まで運ぶ大型のロケットを毎回使い捨てにするため、民間の再使用型ロケットに比べて1回の打ち上げがとても高くなると考えられる。
【どんな人が利用しているか(考察)】
出典の事実:NASAのアルテミス計画で使う。
推測:月を目指す宇宙飛行士と、計画に参加する各国の宇宙機関が使うと考えられる。
【提供元】
・NASA(米航空宇宙局) — アルテミス計画を進める米国の機関(公式サイトは確かめていない)
【原文】
・NASA's Management of the Artemis Missions(NASA Office of Inspector General・IG-22-003・2021-11-15)https://oig.nasa.gov/docs/IG-22-003.pdf
【出典】
・NASA's Management of the Artemis Missions(NASA Office of Inspector General・IG-22-003・2021-11-15)https://oig.nasa.gov/docs/IG-22-003.pdf
【動画】
・Why NASA’s Moon Rocket Costs $4.1 Billion Per Launch 🚀(StellarScope)https://www.youtube.com/watch?v=TRcJeGsM6qU
日本語の要約:NASAの月ロケット「SLS」の打ち上げが1回約41億ドルかかる理由を、安全・技術・契約・政治・規模の面から、ファルコン・ヘビーと比べて解説する映像。(説明文から)
関連動画
日本語の要約(動画の説明文からこのサイトがまとめたもの)
NASAの月ロケット「SLS」の打ち上げが1回約41億ドルかかる理由を、安全・技術・契約・政治・規模の面から、ファルコン・ヘビーと比べて解説する映像。(説明文から)
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