No.486 清・乾隆期の宮廷の回転瓶「洋彩 透かし彫り 鳳凰図」、4,160万ドル(約65.6億円)で中国陶磁器の競売最高額(2021年・北京保利)
清の乾隆期(1736〜1795年)に宮廷で作られた、内側の瓶が回る4つの部品からなる「回転瓶」が、2021年6月7日に北京の保利オークションで4,160万ドル(約65.6億円)で落札され、中国陶磁器の競売記録になった。
価格と出典
【価格】
・4,160万ドル(約65.6億円)(Antiques and The Arts Weekly の記事の表記)
【内訳・条件】
・日付と場所:2021年6月7日、保利オークション(北京)
・品物:清・乾隆期(1736〜1795年)の宮廷の「洋彩」の瓶。赤地に透かし彫りで「鳳凰」の場面を表し、外側の殻・内側の瓶・首・ふたの4つの部品からなる回転瓶
・高さ24¾インチ(約63cm)。この種の瓶で、残っているものとして2番目に高いとされる
・それまでの中国陶磁器の記録は、北宋・汝窯の筆洗の3,770万ドル(約59.5億円)(2017年・サザビーズ香港)
・この瓶は1999年にクリスティーズ・ロンドンで中国美術商が53万7,030ドル(約8,471万円)で買った品で、記事にはその後アジアの収集家の手に渡ったと書かれている
【注意】
・2026年10月7日に WebSearch で調べた範囲では、これを上回る中国陶磁器の落札は見つからなかった
・高さのセンチはこのサイトでの換算。ドルを円に直した額はこのサイトでは計算していない
・2010年に英国の競売で乾隆の瓶が4,300万ポンド(約89.8億円)で落札されたが、買い手が支払わず、のちに約2,500万ポンド(約52.2億円)で売り直されたと報じられている。この記事の最高額は、支払いが成立した落札としてのもの
【なぜこの価格なのか(考察)】
出典の事実:皇帝の宮廷のために作られた品で、4つの部品を組み合わせる複雑な作り。同じ種類で残っているものの中で2番目に高い。1999年の53万ドル(約8,360万円)余りから、約20年で80倍近くになった(このサイトでの計算)。
推測:回転する内側の瓶と透かし彫りを焼き物で作るのは技術的にとても難しく、乾隆帝の宮廷の品という来歴に中華圏の買い手の需要が重なって、陶磁器として最高の値段になったと考えられる。
【どんな人が利用しているか(考察)】
出典の事実:1999年に中国美術商が買い、その後アジアの収集家の手に渡った(記事の記載)。
推測:中国の皇帝ゆかりの美術品を国内に呼び戻したい中華圏の富裕層や収集家が買い手と考えられる。
【提供元】
・保利オークション(北京保利国際拍売有限公司) — 中国の競売会社(北京市東城区) — https://www.polypm.com.cn/
【原文】
・Poly Auctions Sets New $41.6 Million World Record For Chinese Ceramic(Antiques and The Arts Weekly・2021-06-22)https://antiquesandthearts.com/poly-auctions-sets-new-41-6-million-world-record-for-chinese-ceramic/
【出典】
・Poly Auctions Sets New $41.6 Million World Record For Chinese Ceramic(Antiques and The Arts Weekly・2021-06-22)https://antiquesandthearts.com/poly-auctions-sets-new-41-6-million-world-record-for-chinese-ceramic/
【動画】
・[拍卖结果] 拍卖实况!劲爆!2亿6千5百万!北京保利2021春拍 - 乾隆御制洋彩雕瓷有凤来仪转心瓶 - 成交价: 265,650,000 RMB(周博释古)https://www.youtube.com/watch?v=pNDi75QlERc
日本語の要約:2021年春の北京保利の競売で、乾隆帝の宮廷の洋彩の回転瓶「有凤来仪转心瓶」が競り落とされる場面の実況。落札額は2億6,565万元と題名にある。(題名から)
関連動画
日本語の要約(動画の説明文からこのサイトがまとめたもの)
2021年春の北京保利の競売で、乾隆帝の宮廷の洋彩の回転瓶「有凤来仪转心瓶」が競り落とされる場面の実況。落札額は2億6,565万元と題名にある。(題名から)
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