No.443 リニア中央新幹線(品川・名古屋間)の総工事費、11.0兆円の見通し(2025年10月・JR東海の発表、前回より約4兆円増)
JR東海は2025年10月29日、リニア中央新幹線の品川・名古屋間の総工事費が11.0兆円になる見通しと発表した。2023年12月の認可時の7.04兆円から約4兆円増えた。
価格と出典
【価格】
・総工事費の見通し:11.0兆円(車両費を含み、山梨リニア実験線の既にある分は除く)
【内訳・条件】
・工事費の移り変わり:5.52兆円 → 7.04兆円(2021年4月に公表、2023年12月に認可)→ 11.0兆円(2025年10月)
・増えた主な理由(別紙):物価などの高騰で約2.3兆円(資材・労務費などで1.3兆円、今後の値上がりへの備え1.0兆円)、難しい工事への対応で約1.2兆円(もろい地山のトンネル対策、名古屋駅・品川駅の地下工事の強化など)、設計の見直しで約0.4兆円
・資金:営業で得るお金を主にあて、足りない分を借り入れなどで調達する。開業を便宜上2035年と仮に置くと、約2.4兆円の調達で足りると試算している
【注意】
・2035年は試算のための仮の置き方で、開業時期の見通しではない。静岡工区のトンネル掘削に着手の見込みが立たず、開業時期は見通せないと発表に書かれている
・品川・名古屋間だけの額で、大阪までの額ではない
【なぜこの価格なのか(考察)】
出典の事実:発表では、山岳トンネルで想定よりもろい地盤が出たこと、駅の地下を深く掘る工事で周りの鉄道施設を守る対策を強めたこと、資材と人件費の高騰が増額の理由とされている。
推測:大部分がトンネルと地下駅という難しい工事で、10年以上かかる間に物価の上昇がそのまま積み重なるため、国内の鉄道工事で飛び抜けて高い額になっていると考えられる。
【どんな人が利用しているか(考察)】
出典の事実:工事を進めて費用を負担するのはJR東海。料金は「のぞみ」指定席に700円を足した額を試算上の仮の値として置いている。
推測:開業すれば、東京と名古屋の間を行き来する出張客などが主な利用者になると考えられる。
【提供元】
・JR東海(東海旅客鉄道株式会社) — 中央新幹線の建設と運営を進める鉄道会社 — https://jr-central.co.jp/ (愛知県名古屋市中村区)
【出典】
・中央新幹線品川・名古屋間の総工事費に関するお知らせ(東海旅客鉄道・2025-10-29)https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000044731.pdf
【動画】
・リニア中央新幹線 総工事費4兆円増加で11兆円の見通し 建設資材の高騰やトンネルの難工事対応で “増額発表”は2021年以来2回目 JR東海(CBCニュース【CBCテレビ公式】)https://www.youtube.com/watch?v=veBM_890Kkw
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