No.419 H3ロケットの打ち上げ価格、標準で約50億円を目指す(JAXAの2016年の基本設計報告)
JAXAの2016年の報告では、H3ロケットの「H3-30S」の標準的な打ち上げ価格は約50億円(三菱重工が算定)。総開発費は約1,900億円。
価格と出典
【価格】
JAXA(宇宙航空研究開発機構)が平成28年(2016年)6月14日に報告した資料では、太陽同期軌道へ打ち上げるH3ロケットの「H3-30S」について、MHI(三菱重工)が算定した標準的な打ち上げ価格は約50億円です。
【内訳・条件】
・対象:H3-30S(太陽同期軌道・高度500kmへ4トン以上を打ち上げる形)
・資料は、これをH-IIAの約半額としている
・価格は「条件、価格構成要素等を検討中」と注記されている(資料の表記)
・総開発費:約1,900億円(同じ資料の開発計画)
【注意】
・これは2016年の基本設計の時点の算定額で、いまの実際の打ち上げ契約の金額ではありません
・衛星の軌道や条件によって、実際の価格は変わると考えられます
・JAXAのH3紹介ページ(2025年2月更新)では、価格の記載は確認できませんでした
【なぜこの価格なのか(考察)】
出典の事実:資料の表紙の図は、打ち上げ価格について「約50億円を目指す(H2Aの約半額)」としています。
推測:国際的な衛星の打ち上げ市場で競争できる価格にするため、設計の段階で価格を目標にしたと考えられます。
【どんな人が利用しているか(考察)】
出典の事実:資料は、H3の打ち上げ輸送サービスをMHI(三菱重工)が担うと書いています。
推測:衛星を打ち上げたい国の機関や企業が顧客と考えられます。
【提供元】
・JAXA(宇宙航空研究開発機構) — H3ロケットを開発 — https://www.jaxa.jp/
【出典】
・H3ロケット 基本設計結果について(JAXA・平成28年6月14日、科学技術・学術審議会 宇宙開発利用部会 資料28-3-1)https://www.jaxa.jp/press/2016/06/files/20160614_h3_01_j.pdf
・H3ロケット(JAXA)https://www.jaxa.jp/projects/rockets/h3/index_j.html
【動画】
・外観すっきり“新形態”H3ロケット6号機打ち上げ成功 コスト従来の半分50億円目指す(MBCニューズナウ 2026年6月12日放送)(MBC南日本放送)https://www.youtube.com/watch?v=5ejDt3umc4E
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