No.86 オランダ政府などがレンブラント「旗手」を1億7500万ユーロ(約311億円)で購入
アムステルダム国立美術館は、レンブラントの自画像「旗手」をロスチャイルド家から1億7500万ユーロ(約311億円)で買い取った。うち1億5000万ユーロ(約267億円)はオランダ政府が出した。
価格と出典
【価格】
・購入額:1億7500万ユーロ(約311億円)
・内訳:オランダ政府の補助1億5000万ユーロ(約267億円)、レンブラント協会1500万ユーロ(約26.7億円)、国立美術館基金1000万ユーロ(約17.8億円)
【内訳・条件】
・売り手は1844年からこの絵を持っていたロスチャイルド家(フランスの家系)
・レンブラントが30歳のころ、アムステルダムで独立して間もなく描いた自画像
・購入後は国内各地を巡回し、2023年6月にアムステルダム国立美術館で公開。公開に合わせて無料入館日が設けられた
【注意】
・出典の記事は2023年6月の公開時のもの。購入が決まった日付は確かめていない
・コロナ禍の中での巨額の公費支出として批判もあったと報じられている
【なぜこの価格なのか(考察)】
出典の事実:レンブラントの絵は約340点あるが、オランダ国内にあるのは44点だけ。この絵はオランダ独立をめぐる八十年戦争にかかわる象徴を描いたもので、英国王ジョージ4世やロスチャイルド家が持っていた。個人が持つレンブラントの大作が公の美術館に入る最後の機会と評された。
推測:国の成り立ちを思わせる題材の絵を国外に流さないことに、政府が公費を出す価値を認めたと考えられる。買い手が事実上ひとつの国に限られる交渉で、この額に落ち着いたと考えられる。
【どんな人が利用しているか(考察)】
出典の事実として、買い手は国と美術団体で、費用の大半を政府が負担した。
個人の富裕層ではなく、国が文化財を国外に出さないために買う例と考えられる。
【提供元】
・アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum) — オランダの国立美術館・購入した館 — https://www.rijksmuseum.nl/en
【原文】
Rijksmuseum welcomes Rembrandt's €175m 'The Standard Bearer' with free entry on Saturday(The Art Newspaper・2023-06-15)https://www.theartnewspaper.com/2023/06/15/rijksmuseum-welcomes-rembrandts-175m-the-standard-bearer-with-free-entry-on-saturday
【出典】
・Rijksmuseum welcomes Rembrandt's €175m 'The Standard Bearer' with free entry on Saturday(The Art Newspaper・2023-06-15)https://www.theartnewspaper.com/2023/06/15/rijksmuseum-welcomes-rembrandts-175m-the-standard-bearer-with-free-entry-on-saturday
【動画】
・Netherlands ready to pay 150 mn euros for Rembrandt painting • FRANCE 24 English(FRANCE 24 English)https://www.youtube.com/watch?v=jHuIOQiZgjk
日本語の要約:FRANCE 24の動画。ロスチャイルド家が売りに出すレンブラントの自画像をオランダに戻すため、オランダ政府が1億5000万ユーロ(1億7000万ドル)を出すと表明した(2021年12月)。
関連動画
日本語の要約(動画の説明文からこのサイトがまとめたもの)
FRANCE 24の動画。ロスチャイルド家が売りに出すレンブラントの自画像をオランダに戻すため、オランダ政府が1億5000万ユーロ(1億7000万ドル)を出すと表明した(2021年12月)。
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